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  • 執筆者の写真fidelishara

同志社国際高校の入試と編入試で課せれる英語論文

 帰国生が多く受験するA選考の英語論文の合格レベルはどのようなものなのでしょうか。まず、英語のレベルが英検準1級の作文が書ける程度になっている必要があると私は思っています。英検2級レベルの人も受かってはいますが、その方は、一度夏に落ちて、英語を磨いてから冬に再チャレンジしてからの合格でした。だから、合格時にはその方の英語作文力は準1級レベルになっていたものと私は考えています。

 そして、その英語力があっても、論題と向き合って、文章を展開する力がなければ、合格は難しいです。発想力と創造力を基にして、展開する力が必要です。例えば、以前に「近年、物事を手間をかけずに迅速に行うことが肝心だという風潮がある。一方で、時間と手間暇をかけた方がいいという主張も根強い。あなたはこれらの考えをどう思うかについて述べなさい。」という問題が出たことがあります。どういう発想から展開すればいいのでしょうか。まず、前者の風潮の背後にある考えを書きましょう。例えば、今日、仕事でも、学校でも人々は多くの事柄を短時間でこなさなければならず、一つ一つにかける時間が限られている。また、短時間で多くのことができる人が優秀と認めれやすいなどがあります。

他方、後者の考え方の背後には、日本には茶の湯や、華道など心をこめることを良しとする風潮があり、心を込めるには手間暇をかけることが必要であるとの発想が横たわっています。これは、欧米でも程度の差こそあれ、同様だともいえる、などと述べます。

  では、どっちが正しいと決めつけることができるのでしょうか。それは無理でしょう。では、どうするのか。状況によって使い分けるべきだというのが私の答えです。つまり、心をこめなければ、相手に失礼になったり、傷つけたりする場面では、時間と手間暇をかける。逆に、迅速にやっても、自分も周りの人も迷惑しない場面では、手間暇をかけず、効率を上げる。。例えば、年賀状や、誕生カードを手書きで書くのを惜しんで、メールや、チャットで済ませるとすれば、書いた人の心はこもりにくい。もちろん同年代の気心の知れた友人だったらそれでいいでしょうが、先生、先輩、目上の人にこの手間暇をかけないやり方で節目のあいさつを送ると、失礼にあたり、場合によっては怒らせるかもしれません。ここは、やはり、時間をかけて手書きのカードを書くべきでしょう。逆に、週明けの会議の通知、パーティーの場所連絡は、メールによるべきでしょう。そうしないと、来週までにつかないかもしれませんから、早い方がいいのです。そうしても、失礼だなどと言う人はいません。この他、例えば料理ならばどうでしょう。昼休みの30分で昼食を済まさないと会議に遅れる時は手間暇がかかってないコンビニ弁当で終わらせる。一方、週末の家族のだんらんで食べるご飯は、素材から選んでじっくり煮込む手間のかかる料理が家族に喜ばれるし、会話も弾む。このように使い分けをするのが望ましいことを場面を設定して英語論文を展開すると、説得的な文章が書けて合格が近づきます。

  以上












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