受験には不安はつきものですが、帰国生は特に海外にいて情報も少ないですから、一層不安が募りがちです。そういう時は、持つべきものは友という 言葉があるように、日本人の友人がとても頼りになります。その友人は、日本の高校時代の友人だということもありますが、海外の高校でいっしょになった日本人留学生だという場合もあります。後者の場合は、その友人があなたの知らない新しい情報、例えば、A大学が総合選抜入試を今年から始めるので帰国生も受験できるといった内容を知っているかもしれません。
留学当初は、日本人の留学生とはできるだけ、話さないようにして、現地の生徒と英語で話すのようにするのが英語の上達の近道だということがよくささやかれました。確かにその一面があることは認めます。しかし、願書提出まであと4か月ほどとなった今、きれいごとばかりは言っておられません。ありとあらゆる手段をもって受験に臨むという発想で、身近な日本人留学生にもお世話になり、有益な情報を教えてもらいましょう。これまであまり交流がない人であっても、丁寧に質問しに行けば、いろんなことを教えてくれると思います。もしかしたら、英検やIELTSのテキスト・問題集・単語集などで、使いやすい本を知っていて、人に伝えたがっているかもしれません。是非、それを教えてもらって勉強に役立てましょう。
入試に臨むにあたって、変な意地をはることは、合格を遠ざけます。どんどん人に質問して、新しい情報を仕入れ、古い情報を捨てて、情報を上書きしましょう。そのやり方を通して、実際に新鮮な情報がそろうことになりますし、あなたの不安を取り除くことになります。人に上手に尋ねる、質問上手になれば、あなたが大学生、社会人になった時にも役立ちます。
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