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  • 執筆者の写真fidelishara

留学中の長期休暇の楽しみ

留学中の皆様。年末年始はどのように過ごされましたか。日本に一時帰国した人、留学先に留まった人、少し旅行をされた人、いろいろな過ごされ方をしたことでしょう。それぞれの方が、楽しい休暇を過ごされたことかと思います。私がイギリス留学をしていた1980年代、エセックス州コルチェスター近郊にある学校の学生寮がクリスマス休暇中には閉鎖になるので近くのお宅にその間だけホームステーをしました。そのお宅は、暴君ヘンリー8世が君臨していた1517年に建てられた茅葺の木造家屋でした。柱の陰に、はっきりと1517の文字が刻まれていました。そして、印象的だったのは、リビングルーム中央に位置する年季の入った暖炉の火の美しさでした。今でもはっきりとその光景を思い出すことができます。その辺りではそのお家だけが古いのではなく、至る所に年代物の建造物、遺物が点在しておりました。筋向いのパブ、巨木の下のベンチ、1066年のノーマンコンクエストの時代にバイキングスの刀傷の残る教会、その周辺の崩れかけた墓場などはイギリスという国の歴史と伝統、奥深さを感じさせるものでした。その後、2000年を過ぎたころにも再度訪れましたが、その時はオランダと対岸のハリッヂという港町に足を延ばし、アンティーク家具のお店を1日見て回り、16世紀〜18世紀の椅子や机の頑丈な造りと使い勝手の良さに魅了されて、購入して何とか日本まで持って帰れないものかと考えたものです。留学生の皆さんも休暇を生かして、日本では見られない物を見てくることをお勧めします。その後の人生を変える経験ができるかもしれません。この冬の休みは短く、そんな余裕はなかったかもしれません。そういう人は、今度のイースター休暇の時に、是非、海外にいる時にしかできないおもしろ体験をしてほしいもにのです。留学から帰ると、「帰国生」と、ひとくくりにされてしまいがちですが、あなたの心に刻み込まれる素晴らしい経験をしていれば、一味違う、生涯消えることのない自分だけの確かな記憶を内面に保ち続けることができるでしょう。私がそうなのだから・・・・・。




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